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【おっぱい百話】母乳の経済的価値

週末は日帰り京都で、ふたつの会に参加してきました。
いくつもご紹介したいトピックがあるのですが、たとえば
以前倉敷でのシンポジウムでご一緒した沢山美果子先生のお話で
面白かったことの一つは、
「母乳」という言葉は、かつては無かった、ということです。

つまり、粉ミルクという代用品がなかった近代までの時期は
乳が足りなければ、もらい乳をしていたわけです。
(足りない理由は、もらわれた子も多かったということもあります)
だから「母の乳」ではなく、単なる「乳」だったのです。

たとえば江戸時代、農村部ではお互いさまで助け合っていたし、
都市部では、乳が出れば高い給与をもらって奉公することもできたそう。
そして、乳さえ出れば、貧しくても暮らすことができたそうです。

「逃げ恥」というドラマでは、家事という、お金が発生しない労働を
給料をもらう形で契約するという設定が面白かったと言われています。
この江戸時代の話では、同じように母乳の経済的価値が見えてきます。

ちなみに、「母乳」という言葉が出てくる時期と「母性」という言葉が出てくる時期、
さらに性的役割分担の社会が登場する時期は重なっているそうです。
そのあたりから子育ての息苦しさが始まっている気がしますね。

となると、母性よりも母乳の経済的価値に重点を置いたほうが、
子育ては楽になるのかもなあ、と感じます。

私はモーハウスのスタッフには、お母さんたちに
「『母乳は良い』じゃなく『母乳は楽』と伝えて」と言っています。
この『良い』は感情的なもので、『母性』に近いです。
『楽』は実利に近くて、「便利」「お得」という『経済的価値』に近い。

『経済的価値』に重点を置いた方が、子育ては楽になる気はしていて
それは、母性愛といった、形もゴールもないものを追求するプレッシャーから
いくぶんか解放されるからではないかと、私は思っています。
(で、結果として母乳育児がうまくいったりする)

ちょっと難しい話になってしまいましたが、
要は、母乳はお得、そして、得と考えたほうが楽、というお話でした。

 
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